途上国に会社をつくることが
フロンティアのミッション
食べ物が不足している、物がない、お金がない、医療が行き届いていない国の人たちを雇用し、
お金を生み豊かな生活のかけ橋を創ること。
貧困の定義についてはとても難しいですが、私たちが考える貧困とは、
「支援がなくては生活ができない」「医療が行き届かず命をなくす子どもたちがいる国」を示します。
私たちは有ありがたいことになんでも手にすることができる国に生きています。
やりたいことは行動すればできる。食、教育、医療、国の制度など、
すべてが完璧ではありませんが、非常に恵まれています。
ですが、その当たり前のことが叶わない国がまだ世界には沢山あるということ、
日本という恵まれた国に生まれ、大切な家族、仲間が周りにいて、
やりがいのある仕事があり、休日には好きなことができる、
そんな環境であることが奇跡だと感謝しなければいけません。
行動を起こす気持ちは私たちがこのような恵まれた環境で育つことができていることだけで十分です。
困っている人たちの為に力にならなければいけない、「責任」があると考えています。
「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」
の活動を応援
フロンティアが存在する目的としてのミッションにあります途上国に会社を作る。
その活動の一歩として当社では現在、
世界の子どもたちに「幸せを届けたい」をキャッチコピーに
EC事業である花盛りより商品を1つ購入していただいたら、
売上の金額からポリオワクチン5人分を寄付しております。
この活動は2010年よりスタートし、
今までにポリオワクチン約50,000人分を寄付いたしました。
この活動を行ったきっかけについては、大きいことを成し遂げるまで、
何もしないのではなくて今できることを少しでもしなければいけない、
行動しなければならないという思いからスタートしました。
2014年に世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV))皆様とラオスへ視察にいきました。
これからも現地の状況を知り世界で困っている人たちに向けての活動を拡大していきます。
ラオス視察して(ポンサリー県、Kiew Ka Lea村)
ラオス視察のスタートは世界遺産でもあるアルパバーンから今回の目的地、最北部のポンサリー県へは10時間以上に渡り山道を移動し道は未舗装区間や新しく舗装した区間でもすでに剥がれていたりと北部の街へ移動する為の国道とは思えないような道でした。
ポンサリー県の「Kiew Ka Lea村」に訪問させてもらい村へは車1台が通れる程の道幅で、とても険しい山道を30分程かけて村に到着しました。
実際に日本脳炎のワクチン接種の視察を行い、少しだけお手伝いもできて嬉しかったです。Basiという儀式や昼食、歌や輪になってのダンスで村の方達から温かい歓迎を受け、また私たちが寄付するワクチンで子どもたちの命が多く救われていると村の方達から温かい言葉を頂き、本当に感動しました。
感じたことは数多くあり、印象的だったのはキラキラとした瞳、笑顔が素敵な子どもたち。きれいとはいえない服から見えている細い腕や足。顔や体つきを見ても栄養が足りていないことがすぐに分かりました。
自給自足での生活でお金が無い為、栄養がある食事すらままならないこと。後からガイドさんに聞いた話で、私たちを招いてくれた昼食で出たお肉料理、私たち日本人では食べたがらないようなお肉でしたが、村の方達は2、3月に一度しか食べれない御馳走ということでした。
高床式の住まいを少し覗いた際、6畳ぐらいの狭い家にパッと見、6~8人ぐらいが中にいたのに驚きました。
実際このように村の方達との交流の中で、数々の問題があることも分かりました。教育が行き届いていないことから、診療や病気に対しての意識の低さは現地の子どもを持つ母親のインタビューから分かります。6人の子どもを産んだお母さん、2人の子どもを出産してからすぐに亡くしているそうです。理由については病院にも行っていないので分らないとのことでした。
これは妊娠中に検診を受けれないことで、赤ちゃんの健康状態が分からなかったことや栄養が足りていなかったこと、教育や知識がないことで病院に行かなかったこと、アクセスの悪さから病院にいく選択肢が無くなっていること。ラオス全体に繋がる大きな問題が、ひとつのエピソードから物語っていると思いました。
iew Ka Lea村のようにアクセスが悪い村がラオスでは数多くあり、ワクチンを接種して命を守る為にはワクチンだけの寄付だけではなく、穴だらけの舗装道路や未舗装の山道には今回JCVさんが寄付したバイクや、ワクチン寄付のその先、コールドチェーンの必要さを痛感し私たちの活動が大きく現地の方達の役に立っていることが、村の訪問で実感しました。